実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/09/16 (木)
価格3,500円
陽チームの16日19時開演回(前半60分+換気休憩10分+後半80分=上演時間2時間半)を拝見。
王子の、今は無きpit北/区域で、『悲しいシンデレラの殺し方』(2012年12月6日)、『優しいティンカーベルの作り方』(同年12月8日)を観に行って以来の、劇団宇宙キャンパスさんの公演。
実は、8月初旬、別団体さんからの、陽性者に該当したというツイートを目にして以来、ずっと気になっていた石戸貞義さんが無事回復、舞台稽古にも復帰なされたと知り、全快祝いのつもりでチケットを買わせてもらった。
でっ、肝心の『野原ニ響ク約束ノ音』。
戦国末期、無二の親友なのに、薩摩の勢いに押されて、図らずも対決する運命を強いられた2人の武将、甲斐宗運と相良義陽を中心に、その家族・家臣・領民等の喜怒哀楽を、いかにも小劇場演劇らしく、ギャグと殺陣とシリアスシーンを交えて描いた2時間半。
笑ったり、(舞台から近い席だったので)息を飲んだり、年甲斐もなく目頭が熱くなったり…と、望外に舞台での出来事にのめりこんでしまった。
チケット代以上に見応えのある作品だった。