公演情報
「野原ニ響ク約束ノ音」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
戦国時代に生きる不条理な人間模様、それを劇団宇宙キャンパスらしくハートフルに描く。物語の背景(戦国時代、それも九州地方の情勢)を知らなくても、分かり易く展開するので十分楽しめる。戦国という乱世に生きた2人の武将、当時としては考えられない厚き友情、そして宿命のような悲哀をテンポよく展開。その結末は…。
公演は、どちらかと言えば舞台技術と熱量ある演技で観(魅)せるといった印象が強い。舞台技術、特に照明は暖色照明による平時、照明の交差による合戦時、葉陰の陰影による哀愁など、場面の雰囲気作りは上手い。演技は、あえてデフォルメしたキャラクターで質実、茶目っ気という一見対照的な人物像を立ち上げ、飽きさせない工夫。そして観せ場であろうアクション、それを殺陣・剣舞といった観せ方の変化で緊迫感と様式美をもたせグイグイと物語に引き込む。
(上演時間2時間30分 途中休憩含む)【陽チーム】
本公演は第33回池袋演劇祭参加作品のため、☆評価は後日付。追記もする。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/09/16 (木)
価格3,500円
陽チームの16日19時開演回(前半60分+換気休憩10分+後半80分=上演時間2時間半)を拝見。
王子の、今は無きpit北/区域で、『悲しいシンデレラの殺し方』(2012年12月6日)、『優しいティンカーベルの作り方』(同年12月8日)を観に行って以来の、劇団宇宙キャンパスさんの公演。
実は、8月初旬、別団体さんからの、陽性者に該当したというツイートを目にして以来、ずっと気になっていた石戸貞義さんが無事回復、舞台稽古にも復帰なされたと知り、全快祝いのつもりでチケットを買わせてもらった。
でっ、肝心の『野原ニ響ク約束ノ音』。
戦国末期、無二の親友なのに、薩摩の勢いに押されて、図らずも対決する運命を強いられた2人の武将、甲斐宗運と相良義陽を中心に、その家族・家臣・領民等の喜怒哀楽を、いかにも小劇場演劇らしく、ギャグと殺陣とシリアスシーンを交えて描いた2時間半。
笑ったり、(舞台から近い席だったので)息を飲んだり、年甲斐もなく目頭が熱くなったり…と、望外に舞台での出来事にのめりこんでしまった。
チケット代以上に見応えのある作品だった。