実演鑑賞
満足度★★★
まず戯曲を読んで、銃後の女性たちを通して戦争を、時代を描く手法に感心した。映画とは違って、舞台には直接現れないものを、観客の想像力でたちあげる。その想像力を刺激するという点で、実際の舞台はオーソドックスすぎて、少々生真面目すぎたと思う。5人の女優は十分好演していたと思うけど、もう少し、遊んでもいいのではないか。出征した夫、息子たち、戦地に行かない男たちの姿を、映像や黙劇で示してもいい。音楽が、指定の音楽と違ったように、戯曲の面白さを、逆に戯曲からはみ出すことで示す道があったのではないだろうか。
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2021/09/08 23:23
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