『砂の女』 公演情報 キューブ「『砂の女』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/09/03 (金) 18:00

    濃密な時間を過ごすことができた。
     安部公房1962年の小説で、64年には映画化された作品を、ケラの上演台本・演出で初めて舞台化する。砂に埋もれつつある家に住む女と、そこに一夜を借りて閉じ込められる男の物語だが、映画では岸田今日子が演じた女を緒川たまき、岡田英次が演じた男を仲村トオルが演じる。ありえない設定だが妙にリアルに表現される展開は見事で、ケラ得意のプロジェクションマッピングや照明、上野洋子による生演奏での音楽や音響が特に効果的である。アンサンブルの4人もしっかりした演者陣で巧みだが、何と言っても、事実上の2人芝居で2時間半以上を演じる緒川・仲村の2人には脱帽。80分(休憩15分)75分。

    0

    2021/09/04 12:18

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大