段差インザダーク 公演情報 コメディアス「段差インザダーク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    中々うまい線を行っていたと思うが、観客の心ない観劇態度で大いに邪魔をされた。しばしば話題になる「笑い男」が今日もいて、相手にしたくはないが、冒頭から「ちょっと先に笑いをぶっこむ」という本人だけは「してやったり」と快感だろう高笑いのせいで芝居の滑り出しを掴みそこねた。
    が、それでも土台もしっかり作った芝居はすぐさま様相を現わし、和製インディジョーンズらが遺跡から重量級のお宝を台車で運び出そうとして突如現れた「段差」と格闘するお馬鹿芝居を追い始めた。
    その後は男の笑いも気にならず芝居の道筋が辿られて行く。いい頃合いに新たな登場人物が加わって意外な展開をもたらす。冒頭から登場の三人の会話がほぼ「段差と台車」の試行錯誤だけに終始する所、新たな情報は新人物からしか持ち込まれない、という作りが潔いというか、馬鹿馬鹿しさに拍車をかけていた。
    あと木乃伊の作りがうまい。包帯の裂け目(目の部分とか)を黒塗りしてあるのがちょいグロで笑う。
    プチな笑いネタにももっと目を届かせたかった。

    ネタバレBOX

    愚痴の続き。
    男が静かになったと思っていた後半、隙を見つけたかのようにボリューム満点の高笑いをぶっ込んで来た。
    そこは笑いどころ、ではあったがその含意を読み取る時間には個人差がある。私はその笑いの直後「なぜ?ああそういう事か」と意味は分かったが、おかしみはかき消され「意味」しか届かない。作り手としてもその後の役者によるツッコミ台詞で観客が公然と笑える段取りであったと見る。つまり、速攻で、大声で笑うようなタイミングではない。
    明らかに芝居を邪魔しており、作り手が提示する「作品」を多様に受け取る余地を狭める行為だが、日本人は大人しく聞き分けがよく寛容で、況んや劇場という場では尚更寛大でありたい。
    だがそろそろ作り手と観客双方に損失を与える行為に対し、何等かの対応を考えた方が良いのでは。(本人は芝居を盛り立てている功労を自負しているに違いなく、そういう場面もゼロではない事は認めるが、差引きマイナスなのは明白。)
    自分が狭量の部類である事を自覚するが、いつかこの人物の名前を掴み、予約の際にこの名前の予約がある公演は極力避け、開示を拒む制作担当にはこの人物が如何に他者の芝居の見方を「これ見よがしの笑い」によって狭め、それを喜びとしているかを説明し、できれば来場を丁重に断って頂くような対処を求めるつもりだ。
    独り言(愚痴)にすぎぬが、宣言しておく。

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    2021/08/16 01:39

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  • tottory さま
    観ている人たちは、寛容というより、もう限界まで我慢しているのでは?
    私も、何度も遭遇し、ほとほと困っています。
    これは、異常です。シリアスな作品でも、大声でゲラゲラ。
    なんとかしないと、(笑い男) は、これでいいんだと永遠に続けるでしょう。
    大声で騒いでいる子供と同じ。もうここまでくると騒音。携帯の音なんて、はるかにどうでもいいくらい小さい。マナーなんていうレベルを超えてる。
    私も真剣に対策を考えています。芝居仲間みんなで、立ち上がる方法があれば...

    2021/08/16 07:43

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