映像鑑賞
満足度★★★★★
最終日の8月14日は、劇場5階で上映の、スロヴェニア国立人形劇場のトップ演出家であるマティヤ・ソルツェのソロ公演『ちいさな夜話』を見た。偏屈な作家が観客からアイデアをもらいながら物語を書こうとするが…という約40分の演目で、人形の操演も素晴らしいのだが、登場する生き物の造形なども、日本でのそれとかなり印象が異なっており、それ故にこちらの想定外の動きをするのがまた可笑しい。
帰宅してから配信で見た、本日の国内劇団による演目は、日本伝統芸能を守る会による『太神楽曲芸』、信州松本を拠点にひとり人形芝居を上演する人形芝居燕屋の肩掛け人形芝居『ねずみのすもう』、シアタークラウンジャパンのメンバーでもあるClown Troupeの『椅子』と『蚊ノン』、KALAMAWAIOLI appearing工場による人形を交えた踊り/殺陣/歌の『Souls of the Soul』。これまで見た日も含め、連日の演目には自分の好みから外れるものもあるが、その日の演目に☆5つに値するものがあれば、個別ではなく「A-hoj!」というイベントへの評価として☆を付けさせてもらった。プーク人形劇場をはじめ、関係者の皆さん、お疲れさまでした。