映像鑑賞
満足度★★★★★
3日目の8月13日は、劇場5階で上映される、チェコのドラク劇場『ジョルジュ・メリエス氏の最後のトリック』を予約。午前中は用事があってライブ配信を見られなかったので、帰宅してからアーカイブで確認することに。メリエスはもちろん、映画黎明期において様々なトリックや技法を用いて活躍したあのメリエス。ドラク劇場は、人形に拘らない「モノ」を登場させる、オブジェクトシアターと呼ばれた動きをいち早く取り入れた劇団なんだそうで、確かに自分の持っていたイメージだと、これは人形劇なんだろうかとも思ってしまう舞台だが、素晴らしいイマジネーションに溢れた50分。
帰宅してから見た、本日の国内劇団による演目は、名古屋在住の道化師チーム、ラストラーダカンパニーの『La Strada』。都内で活動する音楽集団、ジュンマキ堂とニュー・パラダイス・チンドンの『チンドン・ミュージック・ショー』。これは『ジョルジュ・メリエス~』の入場開始まで1Fロビーのモニターで見ていたが、とても楽しく、生で観たかった。今年で創立55周年を迎えるという板橋の民族歌舞団荒馬座『囃し囃され芸能ひろば』。マリオネットを加えたジャグバンド『The Worthless』。国立市を拠点に活動する人形遣い・黒谷都による、genre:Grayの『顔のモノ語り ~10年目の夏~』。この人は90年代に、今日映像を見たドラク劇場の演出家ヨゼフ・クロフタや美術家ペトル・マターセクに学んだのだそう。