映像鑑賞
満足度★★★★
アーカイブ配信を拝見。
出演者自身が主導した公演ということもあってだろう、いきいき楽しそうな姿を見られるというのは観客にとって嬉しいもの。
2年続く30を過ぎた独身女性5人のシェアハウス、アンソールド=売れ残りたちが誰も出て行かない安寧と退廃。
登場人物たちが語り合う本音のそうだよね感、梅田悠さん演じる京香の「言い合いにも入れない」自己卑下、変わりたいという欲求。からの、物語としてそういう収束をつけるのかという一種コメディのような帰結。いろいろなところに共感が落ちながら、かつ、男性の目を通した「女性5人の仲の良さはこうあってほしい」理想が入っているようなところもあってなかなか興味深かった。
舞台美術が見事で、特に窓の照明はまさしく住宅のそれ。
家、あるいは部屋というものは誰しもが知っているものだから再現をしやすいということだろうがそれが作品の見やすさにもつながっている感じがした。
アーカイブ配信は7/25(日)まで。
女性のイヤな面はそんなに無いと思う(個人の感想です)、テンポがよく自然体な演技が見やすい作品。