「アンソールド」 公演情報 「アンソールド」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    アーカイブ配信を拝見。
    出演者自身が主導した公演ということもあってだろう、いきいき楽しそうな姿を見られるというのは観客にとって嬉しいもの。

    2年続く30を過ぎた独身女性5人のシェアハウス、アンソールド=売れ残りたちが誰も出て行かない安寧と退廃。
    登場人物たちが語り合う本音のそうだよね感、梅田悠さん演じる京香の「言い合いにも入れない」自己卑下、変わりたいという欲求。からの、物語としてそういう収束をつけるのかという一種コメディのような帰結。いろいろなところに共感が落ちながら、かつ、男性の目を通した「女性5人の仲の良さはこうあってほしい」理想が入っているようなところもあってなかなか興味深かった。

    舞台美術が見事で、特に窓の照明はまさしく住宅のそれ。
    家、あるいは部屋というものは誰しもが知っているものだから再現をしやすいということだろうがそれが作品の見やすさにもつながっている感じがした。

    アーカイブ配信は7/25(日)まで。
    女性のイヤな面はそんなに無いと思う(個人の感想です)、テンポがよく自然体な演技が見やすい作品。

    ネタバレBOX

    売れ残りと言われたら「いや売ってないです」ってなる、本当にそれです笑。

    「わかるよ」って言いがちだけどそれは発言者の自己満足だとか、
    他人を見て「自分より下がいる」って安心するだとか、
    あるあるにせよ真理を突いたセリフは良いですね。耳に聞きやすいです。

    目線を隠し加工された声(実際には裏声)でしゃべるシーン、
    もっともっと本音を出してほしいと思わせる塩梅がまた良い。
    本当の「心の声」ではなくてあくまでも聞き手に対して話しているから
    「話せることだけ話してる」感じがある。バランスがうまいです。

    ワンシチュエーションの日常話ゆえに物語にメリハリが生まれにくいのは致し方ない。
    京香の「作戦」に感じる唐突な幼稚さも、Rのどこか破綻した人格を想起させると言えば許せるか。
    とにかく公演主宰のお二人に惜しみない拍手を贈りたい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    公演内容としては女性5人のシェアハウスのお話ですが小道具などの細かい設定、一つ一つの皆さんの動きやセリフが笑えたりグッときたりと見どころ満載です。今回が第一回公演でしたが今後も続けてほしいです。

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