期待度♪♪♪♪♪
元々自然は好きで海にも山にも良く出掛けた。自然の持つ優しさも、厳しさも、その荘厳も、今では良い思い出だ。誰も通らぬ夜の山道を獣の臭いを嗅ぎ、梟の鳴き声を聞き乍ら歩いたこともある。熊にはイキナリ遭遇したくないから、鈴を付けて歩いた。明け方薄靄の中で鹿などは良く見掛けたものだ。函館山ではチロンヌップに会った。青ヶ島では鯨の親子が、小鯨を真ん中にしてガードしながら泳いでゆく微笑ましい姿をほんの2~3mの距離から目撃したし、小笠原の父島では体長7~8mのホオジロザメを矢張り眼前に見た。ハンマーヘッドも何度も見た、マンボウは泳いでいると背びれが三角形なので、一瞬サメと勘違いし易い。船に乗っていると良くイルカが伴走してくる。30ノット位のスピードは出るので下手な船より速度の速いことの方が多いのだが、それでもイルカは船の速度に合わせて泳ぐことが多いのだ。こんなに愛おしいたくさんの動物や、それを養う植物たちも我らヒトの活動から悪影響を受ける時代、是非今作を拝見したい。而も演ずるは東京演劇アンサンブル、実力派である。