実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/05/16 (日) 14:00
『超ではない能力』を観劇しました。
タイトル通り、社会に役立つでもなく、
たいして脅威ともならない中途半端な超能力を持った人々が集まり、そのような繋がりから、Youtubeの配信でそれぞれの能力を披露することにつながる。しかし、何回目かの配信で、注目を集める為にちょっとしたインチキをした人がいる。それでネットが炎上したりというようなドラマがある。なので途中どうなる事かとハラハラしたが、最後のほうでたいして役にも立たないどうでも良い能力を持った人々が向かってくる電車に飛び込み自殺をしようとしている女子高生を救う展開を観て、世の中に役に立たない、必要とされない能力であるとしても、力を合わせれば本当に追い詰められた人を救える。つまり、この世の中に役に立たない、どうでも良い存在なんて誰一人としていないんだということをしみじみと考えさせられた。
作品内のそれぞれの個性的で面白いキャラや過去が非常に暗いキャラを、俳優が迫真の演技だったり、熱い感じだったり、時にコミカルに表現されていて、俳優とキャラがシンクロして見えた。
ただ、最後の終わり方が結構強引に感じられたので、そこがまとまっていたらより良かったと思う。