6団体プロデュース『1つの部屋のいくつかの生活』#3 公演情報 オフィス上の空「6団体プロデュース『1つの部屋のいくつかの生活』#3」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2021/04/13 (火) 19:00

    同じセットで6劇団が作劇し、2団体ずつ上演する形。異なるテイストの劇団を組み合わせることの功罪はあるなと思った。
     【黄】PandemicDesign/劇団競泳水着を観た。前者は初見の劇団。とある家は父・長女・次女の3人暮らしだが、長女は寝たきりになる病気にかかっているようで、母も数年前にALSで寝たきりになった後亡くなっているらしい。その母の死に関わった兄弟と、相当に図々しい介護士が作る芝居は、かなり分かりにくく抽象的である。いや実際の物語は現実っぽく展開されるのだが、長女の言葉が心の声だとか、分かりにくい要素が結構いっぱいあって、この発話は現実か、と考えてしまうシーンが結構ある。狙いの抽象的なところにあるように思う。
     劇団競泳水着は10年来観ていて、作・演出の上野が一時演劇を離れていたのが昨年戻ってきた期待の劇団。金沢から山に入ったところにある家族経営のホテルを舞台に、長女の東京の大学時代の友人が訪ねて来て、その友人がさった後に、その友人の姉ともう一人の友人が「妹が音信不通」と言ってやってきて、物語が展開する。登場人物の造型は巧く、展開されるエピソードの回収の仕方など、上野節とでも言うべき味わいはあったが、芝居のテンポが少しゆっくりだったかな、とは思う。

     駄々漏れ的に7分押すというのは、この時期の公演として一考願いたい。遅れて到着した客が大きな音を立てて入場して来るのは、いかがなものか。

    1

    2021/04/14 11:34

    1

    0

  • 予約の仕方によっては、当日、受付後に連絡先などを用紙に記入する必要があり、そんなことは想像もせずに開演直前に来場する観客がいるのが開演押しの原因だと思います。
    主催者側もその旨を広く告知して、少なくとも開演5分前には受付を済ませるよう注意換気することが必要と思います。
    もっとも「ノンキな観客」はそんな告知にさえ気付かず開演直前に来場するのかもしれませんが。

    2021/04/14 18:52

このページのQRコードです。

拡大