実演鑑賞
満足度★★★★
チケットを持っていたのに去年公演自体がギリギリで中止となった倉科カナ主演『お勢、断行』。こうなると俄然観たくなるのが人の性。今回は30代のお洒落な4人が織り成すトーク・コメディ、三茶の雰囲気にピッタリ。
話自体は大したネタではないのだが、ジャニーズの若手俳優風間俊介氏(もう37歳!?)の怪演に圧倒される。『オードリー』の若林氏を彷彿とさせるコミュ障を拗らせた引き篭もりニート役。ぬるいアイドル演劇の空気感を力ずくで捻じ伏せてみせる。
もう漫画のキャラのような倉科カナさんの非現実的なルックスのオーラと風間氏の役者バカのエネルギーが舞台中に充満していて面白い。1時間45分と気楽に観れるのでお勧め。
東京で夢破れ、田舎の島に帰郷する負け組幼馴染の女三人。最後の夜に新宿御苑を見下ろせる高層マンションの屋上へと侵入するも、そこは訳有り男性の住居であった。