満足度★★★★★
#1961年:夜に昇る太陽初演のこまばアゴラ劇場の持つ閉塞感と闇がもたらす圧迫感は、作品の持つ恐怖を実感させたと今でも思う。けれど、今回のような舞台のサイズは、田舎の農家の家の空間には近いはず。演劇における空間について再考した。特筆すべきは井上裕朗さんの操る少年パペット。ソレは表情を変えたりはしない。なのに、彼の動きで魂が吹き込まれ感情が生まれる。だから表情が見えてくる。ヨーロッパに根付くパペット演劇に匹敵する少年が、確かにそこにいた。
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2021/02/14 16:15
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