満足度★★★★★
鑑賞日2021/01/17 (日)
音楽劇とのことでしたが、まずはナチスの恐怖感をとても上手く表されていたと思います。
この作品の為に作詞作曲された楽曲とのことで、バイオリンやクラリネットやアコーディオン等のメロディがとても強い印象を残します。
皆さんの合唱も恐怖感・不安感を一層深めていく程に綺麗にまとめられていたと思います。コロナ禍の中での合唱練習はとても苦労なさったのではないかと心中お察しします。
目元を隠したマスクでナチスや町の人を表現されていたこともとても印象強いです。配信(1/24まで)確認しますと役の出番が無いシーンではマスク着用での登場してる方もあり、配信の方では近く感じますので骨格や顎の雰囲気等でどの方がされてるかを想像出来ました。
ハンナ役の市川さんとフリーデル先生役の深沢さんのお2人は歌唱力あります。まだ入座が浅く同年入座のお2人とのことで、このお2人が入座したことで音楽劇にゴーサインが出たのでは?と少し裏事情も想像してみたり。
ホロコーストという重いテーマの中、ハンナとジョージ兄弟の明るさと収容所での秘密の学校での様子やフリーデル先生の歌が一時のオアシスのようにとても活きていると思います。