満足度★★★
宮村『粧自記』
本当の自分を伝えたくて一瞬一瞬の自分を並べてみたらそこにいるのは誰なんだ?
とてもストレートで正直な作品という印象
だからこそ最後はもっと曲げても良かったのかなとも
宮村さんは感情の方向性が多い時の表情の方が面白い
静と動だと動が映えてた
須藤正三「アルモノ」
緩やかに繋がっている短編オムニバス
オチが必ずある安心感
ちょっと全体的に淡々としてたのでもう少し波が欲しいとも思った
瀬尾さよ子「シェイク屋さんのソネット」
比喩的な場面や断片で小さな世界と大きな世界を繋ごうとしてると思うのだけど、正直なところわかりにくかった
もう少し頭の中の世界を表や観客に示してほしいなと
特に誰かに語りかける場合はそこが客に見えないとキツい