豪華キャストによる沙翁尽くしの音楽劇。格子戸をはめ込んだ対になる2つの可動式装置で軽やかに場面展開。出演者と客席が近いライブの贅沢。音楽も明るく楽しい。特に「賭場の場のボサノバ♪」が好み。藤井俊太郎演出からは、井上ひさし戯曲の言葉を伝えようという強い意志が感じ取れた。歌詞の字幕もありがたい。メインキャストばかりを目立たせるのではなく、出演者一人ひとりを輝かせる群像劇になっていたことにも好感。
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2020/11/21 21:34
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