路地裏の優しい猫 公演情報 “STRAYDOG”「路地裏の優しい猫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    号泣す!
    ひじょうに素晴らしい舞台でした。セットも下町のレトロな錆びた風景を演出し匂いまで感じる舞台でした。

    ワタクシの中で、今年の第一位のランクです。
    笑いあり感動あり涙ありの人情劇。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    こんなに号泣したのは久しぶりのことです。
    物語は解り易くベタな人情劇です。ありがちな内容で、結果は「こうなるのだろうな・・。」なんて解ってしまうのに泣かずにはいられない物語はやはり秀作なのでした。

    路地裏の猫・アッシ(相沢真紀)が物語のナビ役を担って治子(岡本玲)から見た、父の過去から現在までの生き様を追う。
    エイジはオリンピック銅メダルの栄光を持ちながらも失明と言う悲運な事態に陥る。働かず過去の栄光に囚われながら失意の日々を送っていたエイジは治子の母・カズエ(黒沢あすか)のヒモとなっていたが、エイジの暴力によって離婚される。
    警察沙汰になったり恐喝まがいの脅しがあったりと、そんな転落の一途を辿ったエイジを支えていた女・ヒロコは、やがてエイジと結婚するが、それでもエイジの腐った人生はなかなか修正できなかった。人生のどん底に居たエイジを周りの人が温かく見守りながら人として見失っていた大切なものを取り戻し、治子ら家族3人でやり直すまでの物語。

    コメディかと思うくらいマツナガ(重松隆志)の吐くセリフが面白く、タダヨシ(森田ガンツ)もそれに負けじ劣らずカマシマス!(^0^)
    ボクシングのシーンではリアルなボクシング風景を演出し鳥肌が立つほどゾクゾクして、エイジ(大内厚雄)の筋肉美に見惚れました。
    プロって凄いよね。芝居に合わせた体作りをしてるんだねっ。改めて尊敬!
    ヒロコの頬をエイジがビンタするシーンがあるのだけれど、本気でビンタしてて、それにも驚く!
    女優人は歌も演技も上手く、アイドルだからって侮れなかった。今回の芝居は脇が一人も居ない、と感じるほどのキャストで見応えがありました。

    導入音楽もファイティングさながら躍動的でとても良かった!

    ひじょうに感動した作品!お勧め!

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    2009/05/05 10:28

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  • はい。すんごく素晴らしかったですわ。
    って、ワタクシの観劇本数を本人より詳しく熟知しているっすね(^0^)

    なんせ笑いのネタが満載というのもワタクシ好みですし・・・泣きの部分もこぼすことなく、差し水を向けるのよ~(^0^)
    後半は、泣きっぱなし!お陰でウサギの目になって帰宅しました。(><;)

    はい。物語はありふれたベタなものだったけれど、あの東京セレソンDXだって、ベタで解り易い物語でしょう?結果がおのずと見えるような・・。それでもあの感動を味わったらもう一回観たくなる。そんな舞台でした。歌あり、ダンスありでしたから、セレソンより好みでしたよ。役者はひじょうに練習して努力をした質の高い舞台でした。

    そういえば・・・おーじもボクシングが好きだったのよね?結構、詳しいのでは?

    そうそう、ファイティングのシーンやジムでの練習シーンなど、本物さながらで、そういう点でも見せかたの演出は素敵でした。

    2009/05/06 18:39

    今年も既に3桁を越える舞台をご覧になったみささまがNo.1と感じたのでしたら、それはそれは、素晴らしい作品だったんでしょうね・・。

    レビューを読んでも、いかにも涙腺を刺激するようなストーリー。
    一度頂点を極めた者の波乱に満ちた人生というのは、題材としては格好の素材でしょうね・・。

    実際のエイジは立派なスポーツマンだったらしいですけど、本作ではヤクザの用心棒にまで身を落としたみたいなドラマティックな脚色をしているのも、脚本の森岡さんが実の甥ならではでしょうね。

    当然本物のボクサーを身近に見て育った森岡さんなら、ボクシングシーンやボクサーの肉体美には厳しい目で臨むでしょうし・・。

    素晴らしい時間を過ごせたようで、良かったです。

    2009/05/06 13:44

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