満足度★★★★★
千秋楽観劇。
両親を亡くし、兄夫婦と暮らす悦子は、想いを寄せる明石から別の男性との縁談を勧められる…
終戦間近の日本で、互いに真摯に清廉に生きようとする人達。
古き良き日本の人達の真っ直ぐな生き様が、淡く眩しく切なく、とても素敵に見えた。
戦争ドラマと言うよりは、その当時を生きた人達の生の姿を素朴に描くことで、個々の人達の思いがヒシヒシと凄く伝わってくる良い公演でした。
むっちゃ良かった。
特に女優陣の所作が素晴らしかった。
主演の紙本明子さんも良かったですが、義理の姉で親友という役所の佐藤あいさん(個人的にファン)が昭和の時代感を含め、芝居に芯を通していた気がします。