満足度★★★★★
遠藤周作の戯曲の題名は知っていたが(家の本棚にもあったが未読)、見ごたえある作品であった。舞台は近世のタイはアユタヤ王国で、戦国時代以降、主君をなくして流れ着いた浪人や迫害を逃れたキリシタンによる日本人町があったという史実を基に書かれた歴史物語だ。作品の規模に相応しく静岡芸術劇場の容積大のステージをフル活用した布が主体の豪奢な美術、そして俳優の動線ミザンスまで視覚的なメッセージを緻密に構築した今井朋彦氏の演出力に感服。
ネタバレBOX
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2020/02/17 02:36
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