七人のエムザムライ 公演情報 レティクル座「七人のエムザムライ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/01/29 (水) 19:30

    価格3,500円

    タイトルや公表されている内容紹介から「おバカ+エロ系」を想定して臨んだら、プロローグの状況・殺陣を含む演技とも本格時代劇級のソレで、装置もレティクル座史上初な(?)きっちりしたもので「新境地か?」と。
    が、本筋に入るとやはりSMベースのおバカ・ナンセンス……ではあったものの、芯となるストーリーと一部の人物設定が娯楽時代劇のセオリーやお約束をきっちり踏まえたもので、おバカとシリアスのバランス配分が絶妙、両方の面でしっかり惹きつけられて危うく感動するところだった……いや、正直なハナシちょっと感動(ってか感心?)してしまった。(爆)
    そんなこんなを経て迎えるクライマックス・結末も再びの見事な立ち回りありある種のメッセージありでアッパレ!

    なお、この少し前に観た楽園王「授業(Bキャスト)」と使用曲が(1曲だけとはいえ)カブっていたのも可笑しかった。

    ネタバレBOX

    しかしみんなバカやったりあられもない姿になったりする(=レティクル座のお約束?(笑))中で、1人だけ二枚目を貫くキャラがいるの、ズルくね?(笑)

    終盤、侮蔑之助(依乃王里)が実父を斬ってまでフェアな対決をして悶々左衛門(高橋哲也)を倒した後に「思い残すことはない」と自決する姿に「サムライの潔さと哀しさ」を感じ、さらに冥界(?)で再会した二人がまた斬り合おうとするラストシーンに「戦の無益さ・無常さ・無意味さ」を感じた。

    また、そのラストシーンに映画「今昔伝奇 剣地獄」(佐藤敏宏・奥田瑛二監督、2002年)の結末を思い出した。

    あと、楽園王「授業」とカブった曲はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第4楽章。

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    2020/01/30 23:59

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