満足度★★★★
冒頭、始まりに関しては正直、よく観るテイストの作品かなぁ…くらいの感覚でしたが、
奥さんの変化の場面から、それまで観ていた景色の様相が変わっていき、
徐々に裏側が明かされていき…そしてまた冒頭に戻ってきた時には、
そのシーンで観えてた印象が上手く変わっており驚きました。
段々と結束感が増し一致団結していく後半にかけての疾走感と盛り上がりがとても好きでしたし、
《絵本》というアイテムのチョイスもなかなかに素敵で、楽しめました。
VRの機械が及ぼす事が出来る影響(装着者に見せられる世界の量…と言うか…)が、
私には若干掴み切れないまま進んでしまったのですが、
その部分を除いても、十二分に楽しませて貰える作品でした。
脚本家さんは2作品目の脚本?みたいな事もお聞きしましたので、
このレベルの作品を更にスッキリと仕上げられる様になったら…と更に楽しみになりました。