それは秘密です。 公演情報 劇団チャリT企画「それは秘密です。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    こういう舞台を見ることになろうとは予想していなかった。
    スタンダップ・コメディと漫才の寸劇を混ぜたような舞台である。しかし、どちらも中途半端。きついことを言えば、スタンダップコメディには出演者のコメディアンの地の大きさが要る。寸劇に大筋ストーリーがあるがこれがまるで陳腐、七年前の再演というが、なんで今更こういう愚にもつかないものを、再演するのかといえば、昨今、政府の情報操作や情報規制、秘密保護のみのを着た隠蔽が次々と明るみに出たので、話題になると踏んだのだろう。だが、これでは、批判にもならなければ、第一、面白くもなんともない。さして長くない時間(100分)でも退屈した。役者もそろって粒立たず。これではこういう仕組みの舞台は成立しない。
    「日本劇作家協会が杉並区と組んだ演劇振興のプログラムの一環」と振られているが、この作品をどのような経過で選んだのか、情報公開してほしいくらいだ。
    劇作振興なら、ここ十年ほどの小劇場のいい作品の再演をやってもらいたい。こういう場に出せば新しい座組も可能になる。土田英生の再演がここのところ多く試みられたが、いずれも新しい再演になった。この程度の作品はもう結構。プロなのだから、ちゃんと選んで、いいものを見せてほしい。

    ネタバレBOX

    いくらなんでもこの粗筋はないだろう。世間を甘く見てはいけない。コメディだからといって許されない。今上映中の映画「リチャード・ジョエル」を見てみると良い。

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    2020/01/23 22:48

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