満足度★
俺が過去観た最悪の芝居「Rozen Und Roses~人形師ローゼンの物語~」 (2008)
あまりに客を蔑ろにし、制作を軽視し、稽古をちゃんとせず、役者をぞんざいに扱うその芝居、つまり「芝居をなめてる」芝居をやったのが、劇団粋雅堂であり作演出の神田川雙陽君だった
その後数年に渡り彼が芝居を打つ度「喧嘩腰の観劇」を続けて来た
そのころはローゼンメイデンなどの二次創作芝居だったから、その名につられてのこれが初観劇という人もいるだろうと思えば、「芝居ってつまらないもんだ」「苦痛なもんだ」と思われるのが腹が立ち、妙な義侠心を出して「こいつは俺が客の立場から直さなきゃいけない」と思っちゃったんだな
まあ、少なからずネタの部分もあるがw
しかし今回開場は時間通り、開演は開演前パフォーマンスが押したが5分押し程度
受付案内のスタッフも4、5人は確認
以前は酷かったぞー
30分押しは普通で、スタッフが1人でモギリと案内をしてた
まあ今回も前説がキチンとしてはいなかったがな
135分と事前アナウンスされた本編も5分押しほど
以前は酷かったぞー
1時間50分と言われた通し稽古初日より酷いカミカミな舞台を3時間観せられた
話そのものは俺と神田川君との好みのベクトルが違っているので「退屈」だったとしか感想はない
演出のテンポも俺と会ってなかったんだろうがな
総じて言えばようやく普通の芝居の運営をしてもらえるようになった
終演後
「神田川くん、覚えているか」
神「その際はどうも」
「できるようになったじゃないか」
神「ありがとうございます」
とこれで終わりゃあいい話だが
実はこの座組には知人である、自らも作・演出をする麻草郁が出演している
正直彼と他数人が舞台上にいる時は話がダイナミックに動く
ドアに靴を挟まれたところとかw
麻「どうでした」
「好みのベクトルが違うから退屈」
麻「まあ演出の色ですから」
「昔酷い芝居観たって言ったことあったでしょ」
麻「はい」
「それがこれ」
麻「ああ!それでも役者が一体になってようやくここまでこぎつけたんですよ」
そうだね、ちゃんと自分以外の、「芝居をちゃんと分かっている人」をスタッフ・キャストに入れるだけでも大成長じゃないかw
郁ちゃん、今度じっくり話を聞かせてねw