実演鑑賞
満足度★★★★★
「砂塵のニケ」以来、遅くばせながら見続けてる老舗劇団さんを老舗俳優座さんに続いての鑑賞。旅公演持つ老舗劇団ならではのセット作り、衣装、照明音作り、役者さん達の演技の確かさが素晴らしかった。
日露戦争の頃のシンガポールにあった娼婦館の繁栄と衰退を背景にした群像劇。
まあ正直、お目当ては作品じゃなくて公演の雰囲気。年齢層は若干こちらの方が若いにしても、同じ新劇系なのに俳優座とはまた微妙に違う雰囲気。何が違うんだろう。
横で鑑賞してた推定80歳のおばあちゃん、登場人物出て来るたび後ろでひそひそ声で役の確認しあってたおばあちゃんたち。今より若い頃観たこの作品が本質から外れる事なく受け継がれてきてる事を確認しに来てたんだろうか。単純に青年座友の会だから。んんん分からん。
女優陣を引き立たせた、綱島郷太郎さんの熱演が見事。
ギャル曽根似の世奈さん、本人は三枚目キャラ志望なのかもしれないが、小顔でスレンダーな分、スタイル良すぎて役に違和感が出てきてる感じ。もともと美人顔。そろそろ主役路線に役作り変えた方が良いかも。