満足度★★★★★
鑑賞日2019/07/14 (日)
オリジナル設定と独特の演出によるフィルターを通すことで…原作にまた一つ違った印象を添える…いや増幅させているのか? 無為無力の悲哀に…更に覆い被さるやり切れなさ。チェーホフ劇で最も美しいとされる台詞すら…感じられ方を揺さぶってくる。そして、場転が本当に素晴らしくって、ドキドキしました。こんな感覚を受けることは滅多にない。映画的とも言えるけど、生でやられたら痺れる他はないわ。
そして第七劇場だと…シンプルな美しさの舞台美術に惹かれることが多いのだけど、今回は光や音の操り方が絶品でしたね…素敵な体験でした。