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春と修羅.EP
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街の星座「
春と修羅.EP
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10416)
満足度
★★★
「春と修羅」は賢治の詩集名だが、(追記後送)
ネタバレBOX
著名な幾篇かの詩と極めて優れた序は、賢治発掘以降の人々なら誰でも知っていようし、「銀河鉄道の夜」「よだかの星」「風の又三郎」「貝の火」「シグナルとシグナレス」「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」「オッペルと象」「カイロ団長」「烏の北斗七星」「革トランク」「グズコーブドリの伝記」「どんぐりと山猫」「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」「ポラーノの広場」「ひかりの素足」等々はパッと思いついたタイトルを挙げただけだが、まだまだ幾つもの作品名が頭に浮かぶ。夭折した賢治の真の理解者は、妹のトシであっただろう。「永訣の朝」で賢治に雪の椀をせがんだ彼女は、賢治の周りで唯一人、彼の天才を理解し柔らかく包み兄妹の紐帯を通して真の想像力を互いに羽ばたかせ深め更に遠くへ飛ぶための膂力を養い合うことのできた精神的パートナーであったのではないだろうか? この詩に描かれた並々ならぬ切迫感から自分はそう解している。賢治もトシもその並々ならぬ感受性の鋭さと高翔することのできる知、想像力の大きさに、更に力を与える自由な内面的世界を持ち得る個性であった。無論、ジェンダーや時代・地域の支配的イデオロギーの影響はある。然しそれらを凌駕して余りある本質を見据える魂とバイアスの無い目で見、己の頭で考えたことをインテグラルとして関係総体の中に位置付けることができる程度の知性を二人は前提としていた。
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2019/12/28 02:07
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