満足度★★★★
Cチームを観劇:
30分の短編2本である。一本は仲良しOL4人組の1人がハワイで結婚式を挙げるので他の3人がビデオレターを作るお話、仮に「OL」としよう。もう一本はTVドラマ(?)の脚本がプロデューサーの介入でどんどんおかしくなるお話、仮に「脚本」としよう。これが「OL」の前半、「脚本」、「OL」の後半の順に進行される。二つの話に関連は無いので演出の実験なのだろう。
「山口ちはる+倉本朋幸」で「下北沢 スターダスト」というとちょうど1年前の「空と東京タワーの隣の隣」を思い出す。ストーリー性が希薄だったので私は馴染めなかったが、今回は違った。「OL」は短編の王道を行っているし、「脚本」は分かりやすいドタバタ喜劇である。逆に言うと「空と…」が好きだった方には期待外れになるかもしれない。
後日追記:「脚本」はあまりにも作風が違うと思ったら、ポスターに作:小路紘史【Cチームの1作品】とあって合点した。
初日のせいか注文をつけたいところもあるが短編のネタバレは避けたい。満足度はおまけして星4つ。
後日追記:注文をつけたかったのは「OL」は「起承転結」の構成になっているが「転」は良いとしても「結」がピタッと決まらなかった点。元々メリハリを付けない演出家さんなのでこんなものなのかな。「脚本」では振り切っていたのだが。
会場がウナギの寝床で両端で演技が行われるのだが、前列に座ると一方が見えずらい。後列壁際の席の方がお勧め。