満足度★★★★★
還暦を迎え、かつて竹内まりやの熱狂的ファンだった男達の人生。
ほろ苦く、優しさだったり、哀しみだったり、歓びだったり、何とも言えない複雑な後味がいっぱいに広がって、もう感無量です!
人に歴史あり。
当然ながら、どこにでも居るようなおじさん達にも歴史あり。
かつて竹内まりやの事ばっかり考えていたであろう若き日々から現在に至るまで、舞台には直接描かれていない人生の道のりまでもが想像にて肉付けできるような奥行を感じる作品でした。
彼等以外にも、訳ありの女性、道半ばの男女等々群像劇と言っても良いくらいに個々の人生が絡んだり離れたり・・・
性格があまりよろしいとは言い難い人達もググッと作品に深みを与えてくれ、観終わった今も後味を咀嚼するほどに旨味が滲み出してきます。
そして自分にも自分なりの歴史あり。
浸りたくて「不思議なピーチパイ」「二人のバカンス」「人生の扉」を聴きながら感想の書込み・・・う~ん沁みてきます。
2019/11/18 02:58
2019/11/18 00:48
今も華やかに芸能界を出入りする竹内まりやさんを頭の片隅に、積み重ねてきた時間の長さを感じつつ、
そしてなお今現在を生きている人々の姿に笑えたり泣けてきたり。
不器用ではあるけれど、みんな生きているなぁと思わせてくれるて舞台でした。
今後も素敵な舞台を期待しております。