人生の扉 公演情報 人生の扉」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    以前にも、サンハロンシアターさんで同名の舞台があった。その時の主要人物も竹内まりやさんファンの男性たち。その時はコミカルな部分がけっこうあったように記憶している。それから時は流れ、今回の当日パンフのあおきさんの言葉にもあるように「日本は世界一冷たい国」になった。そして、今の空気を反映するかのように、前回にくらべ、ダークな部分が多かったような気がする。「もう一つ名前を作るの…。」「叩くのよ…。」と言いながら無機質な笑みでスマホをいじる、髙山さんが演じた利恵は「SNSで自己愛を貫く。」今の日本の象徴みたいな人物なのだろうか。他にも妻に「モラハラ」認定された夫。「妻」ではなく「介護人」が欲しいだけだった男。過去の過ちから名前を変え逃げ惑う女。などなど、お世辞にも「幸せ」には見えない登場人物がどう自身の「人生の扉」を開けるのか?それぞれの結末が散漫になることなく、きちんと纏められていたところは素晴らしいと思った。「そこには愛がないから叩かない。」利恵にそう言い放ったさとし、かっこよかったし、少しでも心の奥でそう思えることが出来たら、日本は「世界一冷たい国」にならなくてすんだかも?と思わされる。
    椅子とパイプを上手く使って「背景」にしたアイデアが良かったし、初めて彼女がやってくるので、部屋をてんやわんやになりながら片付けているあつしと息子・真央のコミカルなシーンは暗転の間の場面転換を上手に利用しており、あつしと真央を演じたさわさんと垣内さんの息ピッタリなドタバタな演技もまた面白く「暗転」もこういう使い方があるのかと感心した。
    客入れ時のBGMがこれまた素晴らしく。竹内まりやさんの曲をカラオケで歌うであろう世代なら「感涙」もの。かくいう私もそうである(笑)
    「ハッピーエンド」とは手放しでは言えないが、それでも各々は前に進んでいる。「人生の扉」は自分の力で強く開けるもの。そう言ってくれていたような暖かさが残る作品だった。

  • 満足度★★★★★

    想像してたのとはちょっと違ったけど、良かったです。演者もめっちゃ良かった。なつかしい曲に、思わず口ずさみそうになって、とにかく楽しかったです。

  • 満足度★★★★★

    竹内まりやの名曲を使った60前のおっさんにはたまらない舞台でした。麻雀店の主人とたけうちまりあさんの行く末が非常に気になりますが、メインの3人のこれからの人生に幸あれと願わずにはいられない、そして自分のこれからの人生を考えずにはいられない、心に刺さるあったかいラストでした。自分ももうすぐ還暦なんだな〜しみじみ...

  • 満足度★★★★★

    竹内まりやの、多くの人の心に響く名曲を見事に舞台化。素晴らしい作品でした。

    ネタバレBOX

    竹内まりやが50歳を迎えて作った「人生の扉」をテーマに還暦を迎えた三人の男の人生を描いた作品でした。
    若かれし頃はエネルギッシュに彼女を追いかけ全国を飛び回った彼らもその後悲喜交々の人生を送り、気がつくと人生の最終ラウンドに。
    今はもう会うことも無くなった三人を、数年前の交通事故が結びつけ、しかも三人が出会うことなく終わるところが心に残る作品になったと思います。
    そして椅子とパイプ工作を巧みに使ったセットが心情効果を高めたと感じました。
  • 満足度★★★★

    舞台美術はいたってシンプルながら
    、中身が詰まった素敵な作品でした。

    ネタバレBOX

    それぞれの人生の悲哀や世間一般の持つ好奇心と残酷さ、そして一歩踏み出した扉の先に見える光(希望)を感じさせる素晴らしい舞台でした。
  • 満足度★★★★★

    還暦を迎え、かつて竹内まりやの熱狂的ファンだった男達の人生。
    ほろ苦く、優しさだったり、哀しみだったり、歓びだったり、何とも言えない複雑な後味がいっぱいに広がって、もう感無量です!

    人に歴史あり。
    当然ながら、どこにでも居るようなおじさん達にも歴史あり。
    かつて竹内まりやの事ばっかり考えていたであろう若き日々から現在に至るまで、舞台には直接描かれていない人生の道のりまでもが想像にて肉付けできるような奥行を感じる作品でした。

    彼等以外にも、訳ありの女性、道半ばの男女等々群像劇と言っても良いくらいに個々の人生が絡んだり離れたり・・・
    性格があまりよろしいとは言い難い人達もググッと作品に深みを与えてくれ、観終わった今も後味を咀嚼するほどに旨味が滲み出してきます。
    そして自分にも自分なりの歴史あり。
    浸りたくて「不思議なピーチパイ」「二人のバカンス」「人生の扉」を聴きながら感想の書込み・・・う~ん沁みてきます。

    ネタバレBOX

    竹内まりやさんをあんなアイドル然とした応援のしかたをしていた人っていたんだなぁと思ったら3人熱狂組だったのですね、ほんのりトンチンカン(笑)
    山下達郎さんとの結婚、それから特にスキャンダルも無く、今はごく稀に公の場に姿を現す竹内まりやさん。
    今も艶やかな彼女のもとに、彼等はもう集まることはないのかなぁー。
    もうみんな甘やかな事に縁遠くなってしまって(片方に気持ちはあっても成就しないのももどかしく、でも さもありなんで)なんだか寂しい・・・
    そしてもうひとりのタケウチマリヤさんに安住の地は見つかるのか。

    そう、寂しいのだけれど
    ご都合主義なエンディングでは決してないのに、生きている証の体温にも似て、不思議にほんのり暖かかったりする作品なのでした。

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