満足度★★★
「モダンホラー」と銘打たれていたが…
…いわゆる「ホラー」のテイストは終盤のみで、どちらかと言えば人の心のコワさ・醜さを描いたサイコ・サスペンス…いや、その言い方もちょっと違うか?
で、昭和中期~前期を思わせる設定にフジ系列の昼帯ドラマを連想。(笑)
また、丈の短めな着物と小柄な女優のキャスティングによって4人の町娘がちゃんと少女に見えることに感心。
タイトルにもなっている「井戸」が上手にあり、その地下の部分を舞台中央奥で見せるのが面白く、終盤、埜鈴が落とされるシーンでどちらが現実なのか迷わせるあたりは好み。(落とすのが幻想でその後井戸の縁に埜鈴が腰掛けているのを見て「あぁ、落とさなくて良かった」と安心するの図、かと思った)
なお黒子ではなく、グレ子・ピン子・水子・白子などカラフルだったことにニヤリ。