エレクトロニック シティ unsere Art zu leben 公演情報 劇団俳協「エレクトロニック シティ unsere Art zu leben」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪♪

     電網であちこちと繋がっているから、自分が存在感覚を掴めない状態に置かれれば、アイデンティティー自体、意味が無くなろう。恐らくはそんな状態の初期、元々、我らは塵に過ぎない位小さいのだから、知のレベルでみれば大した問題ではない。寧ろ働かせるべきは、想像力と我らの知力の総てである。

    2

    2019/11/07 14:13

    0

  • 俳協の皆さま
     所謂近代以降のアイデンティティーに関して、多くの方々の共通認識はおっしゃる通りだと存じます。
     ですが、我々日本人に限って言えば、如何なものでしょうか? 538年に仏教が入って来て以来恐らくは、関係個々の集約点という程度を日本のインテリは意識してきたのかな、と考えています。自分自身は、若い頃に、宇宙の中でただ独りという実感だけを持ち、その感覚は決して共有できないという認識を持って以来、ミクロコスモスの持つ、他者に対するブラックホールのような絶対的距離感を自らの寄る辺なき裸形の源泉と考えております。拝見できれば嬉しく存じます。
                                ハンダラ 拝

    2019/11/07 20:10

    コメント頂きありがとうございます。
    西洋の先進的な文学先品を取り入れることを建前に、近代的自我の確立を一つのテーマとして、私たち日本演劇は築地小劇場以降、優れた文学作品を立体化し、演劇活動が始まったと言われております。即ち、近代的自我とは個人の「知」「血」「地」を認識、獲得、解放により確立したならば、現代的自我とは一体何でございますでしょうか?…核家族化により個人の「血」の認識は薄れ、守り縛られる「地」も消え、情報技術の発展により個人の「知」の獲得は無限に膨れ上がり、電子上にて架空の人格を投影し、仮初の「地」を作り出す私たちとは一体…破壊と建設の演劇精神をもって本作品に臨んでおります。ご期待頂ければ、甚だ幸いでございます。

    2019/11/07 17:25

このページのQRコードです。

拡大