満足度★★★★
鑑賞日2019/11/01 (金) 19:00
エンタメファンタジー作品だったが、いわゆる2·5次元演劇などと違って、見た目がいい役者ばかり使わず、キャラごとに強烈なぐらいの個性が引き出されていて良かった。また、主人公の男の子が妖怪たちに振り回されつつ、ツッコミも入れるようなコミカルなシーンと、人間よりも妖怪の方が上だと考える敵対勢力が登場する場面、それらとの戦闘シーンなどのシリアスシーンが見事にミックスされていて、全体のバランスが良かった。
戦闘シーンにおいて、ほとんどの役者が戦っていたが、刀と刀をぶつけ合ったりなどの肉弾戦は緊迫感があり、観客の集中力を高めたと感じた。また、バク転や跳躍などの身体能力が高く、とても演劇を勝てとする役者達というよりも東映アクションクラブと同等か、或いはそれより少し劣る程度に目を見張る身体力があると感じ、感心した。