『アイラブユー』『日本演劇総理大臣賞』 公演情報 ロデオ★座★ヘヴン「『アイラブユー』『日本演劇総理大臣賞』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    『日本演劇総理大臣賞』観劇

    ネタバレBOX

    戦時下、最終選考に選ばれた演劇シナリオ5作品のうち、5人の審査員が推した「紙吹雪」と一人の審査員が推した「残り火」の2作品から全員一致で日本演劇総理大臣賞を決定すべく議論を戦わせる話。

    芸術とは人間が失ったものを取り戻すことと定義して論を尽くし、劇中劇で「残り火」の要点を伝えてくれたり、警官が立ち会う当時の状況を見せてくれたり、とても熱く、重厚で素晴らしかったです。

    最終的には、文部省の役人が総理大臣に忖度する形で覆りましたが、議論を尽くして結論に至る過程は『ナイゲン』のようであり、次週から始まる『ナイゲン』、『ナイゲン 暴力団版』へと続くナイゲン三連発といった感じがしました。

    不自由、忖度などのキーワードがたくさんあり、今現在を映す鏡のような作品でした。

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    2019/10/11 19:04

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