『アイラブユー』『日本演劇総理大臣賞』 公演情報 『アイラブユー』『日本演劇総理大臣賞』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    【アイラブユー】を観劇
    台風で日程がズレて観られないかと心配だっただけに観られて良かった。

    百花亜希さん無双。なんて言うか…廃れているのに物凄く美しい存在。
    彼女が小さなラジオ番組でどんなに喚こうが世の中には全然影響が無さそうなのに、
    彼女自身は世界を全部支配しているかの様に壮大で荘厳に振舞うのである。
    それに途轍もなく惹き付けられて止まないのである。

    小口ふみかさんとか藤原薫さんも抜群に良かった。

    凄まじい空間と作品でした。ゾクゾクしましたし、観られて良かった。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/10/09 (水) 19:00

    【日本演劇総理大臣賞】
    昭和中期、ある劇団の稽古場風景と初の演劇総理大臣賞の選考会議の様子を交互に見せ……な物語。
    二つの流れにはそれぞれ原典となる戯曲があるだけでなく、選考過程で語られる戯曲にも元ネタがあり、それらを知っている身には頬が弛みっ放しで執筆中の柳井さんも楽しんでいらしたのではないか?と推察。
    しかしそれらを使って今の世の中への警鐘も鳴らしているので立派なオリジナルと言えよう。(某戯曲ネタ)
    劇中の最終場の稽古を見る刑事の表情が(前の場を受けて)また良かった。

    ネタバレBOX

    劇中の設定で別の場所(時も別?)で進行している選考会議(元ネタは「笑の大学」)と稽古場風景(元ネタは「十二人の怒れる男」)が平行して進むが終盤で1度だけクロスするのが巧い。
    また、選考会議で大多数が最初に推す「紙吹雪」はもうほとんど岸田國士の「紙風船」。
    これらのパートを書く時に「この台詞は使える」「ここはこう変形しよう」などと楽しんでいたのではないか?と推察。
  • 「日本演劇総理大臣賞」を観劇。ネタバレBOXにて。

    ネタバレBOX

    途中、3回同じシーンを繰り返すのが興味深かった。シーンって例えばこんなふうによくなっていくんだなというのがよくわかる。3回目は役者さんの背景と役の心情が重なって素晴らしいシーンになっていました。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/10/09 (水) 14:00

    【アイラブユー】
    過激なトークが人気のラジオパーソナリティ・キレリエに憧れて最終的にパーソナリティになる氷魚の成長記……は物語の1つの流れに過ぎず、パーソナリティ同士の意識やキレリエの煽りによって起こる事件などあれこれ様々な要素が絡みあう。
    そうして編み上げられる物語は優しいようで実は残酷、劇画チック(NANAやカウボーイ・ビバップなどを想起)、近未来(劇中設定は現代だが一部のアイテムが)、不道徳、(ギャラリーから降ってくる)生ギターの音など小栗作品ど真ん中。

    ネタバレBOX

    キレリエが「壊れた」ように氷魚もいずれ壊れる(すでに壊れている???)のではないか?などとも思った。
  • 満足度★★★★★

    『日本演劇総理大臣賞』観劇

    ネタバレBOX

    戦時下、最終選考に選ばれた演劇シナリオ5作品のうち、5人の審査員が推した「紙吹雪」と一人の審査員が推した「残り火」の2作品から全員一致で日本演劇総理大臣賞を決定すべく議論を戦わせる話。

    芸術とは人間が失ったものを取り戻すことと定義して論を尽くし、劇中劇で「残り火」の要点を伝えてくれたり、警官が立ち会う当時の状況を見せてくれたり、とても熱く、重厚で素晴らしかったです。

    最終的には、文部省の役人が総理大臣に忖度する形で覆りましたが、議論を尽くして結論に至る過程は『ナイゲン』のようであり、次週から始まる『ナイゲン』、『ナイゲン 暴力団版』へと続くナイゲン三連発といった感じがしました。

    不自由、忖度などのキーワードがたくさんあり、今現在を映す鏡のような作品でした。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/10/06 (日) 17:00

     『アイラブユー』を観た。面白かった。今回の公演で活動を休止するロデオ座ヘブンのため、qui-coの小栗が作・演出。ロジックというより、感触を残そうとする作劇が特徴だと思う小栗らしく、「アイラブユー」の感触が随所に溢れた作品になっている。過激が売りのラジオ・パーソナリティに憧れ、自分もそうなりたいと願う少女。その成長に合わせて周辺の人々の関わりを描く群像劇だが、「アイラブユー」の多様性を見せてくれて、エンディングは潔い。小口ふみかの成長が著しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    2種類の作品を交互に上演する、ロデオ座ヘヴンの活動休止公演。
    〇日本演劇総理大臣賞
    「笑の大学」「12人の優しい日本人」あともう一つ何かへのオマージュ的脚本作品。
     舞台囲う三面客席を見渡すと、役者さん達の顔がちらほら。
     ここで俳優活動に区切りつける​澤口渉さんを目に焼き付けてたんだろうか。
     ただ単に他の役者さん観てたんだろうか。いろいろな表情見ながらの観劇。
     結構乙なものがありました。

    映画会社専属の役者は映画会社から給料が出ててたとして、舞台活動の役者たちは、
    この時代何で生活してたんだろう。
    それを考えると稽古期間中の場面、給料貰って参加してる人と、芸術活動とはいえ、
    お金にならないことしてるであろう舞台人の会話がいまいちしっくりこなかった。
     
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    〇アイラブユー
     マンガ的。青春のひととき。ノワール。詩的。完全に世界観が出来上がってる作品。
     話の筋がいまひとつ自分には分からなかったので、物語を断片的な情景として観た
     作品でした。
     女優陣目当てか、作者目当てか、題名のせいか、女性観客が多かったです。
     ロデオの二人はわき役。​澤口渉さんキャラ的にはこっちのほうが合ってたか。

    ★ロデオ座ヘヴンラスト公演。台風が心配だけど、良い締めくくりになりますように。

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