満足度★★★★★
帝国劇場「ラ・マンチャの男」初観劇。
日本初演から50年。そして御年77歳の松本白鸚の芝居を見なければならないと思いました。(御年79歳の上條恒彦さんもね)
松竹傘下であった歌舞伎役者が東宝ミュージカルに出るという歴史の目撃者でもありますね。
ベースは百年の時の洗礼を経てなお生き残り愛されているミゲル・デ・セルバンテスの「ドン・キホーテ」ですので、内容は折り紙付きです。
きちがいと呼ばれてもなお騎士道精神を貫く主人公の生き様に目頭が熱くなります。
そして初演から50年、77歳の松本白鸚がその役を演じている訳です。
役と本人が重なり、涙なくしては観られないでしょう。
言い方は良くないかもしれませんが、松本白鸚&上條恒彦でこの芝居が見られるのはもう長くないでしょう。
ぜひこの機会に観てほしいと思います。
二人とも年齢による衰えは全く感じさせませんので本当にオススメです。ぜひ観てください。