満足度★★★★
チラシやサイトにも特にあらすじらしいものはなく、写真のイメージから勝手に「自転キン」みたいなものを想像していたのだが、40分前の開場時からステージ前で長々と続く世間話的なトークは、物販説明のパートはともかく、初めて観に来た自分にとってはあまり面白みのない、少々苦行とも言える時間。
この分じゃ本編も期待薄かなと思っていたら、豈図らんやなんて言葉を使いたくなるほど面白い舞台で、同級生7人とある男の群像劇とでもいうのか。小学校の同級生の女子7人が、中学、高校、その後と関係性が変化していく描き方も鮮やかだし、7人のキャラクター分けもいい。情報量も絶妙。お話としては個人的には苦手な部類というか、イヤな話なのに、観ている間は目が離せなかった。