満足度★★★★
鑑賞日2019/09/04 (水) 19:00
価格3,800円
ある属性を持つ少女たちが隔離されている山村を女性ジャーナリストが訪れるが……な状況から始まる物語。
実際の事件や歴史上の出来事を想起させるパーツを使いながら皆まで語らぬ余白のある物語につきもしも「ソレ」が日本で起こるとしたら、とか少女たちは何の隠喩か、とか深読み・誤読し放題(笑)。
また、近未来SF風味なところはいかにもフロアトポロジー。
とはいえ物語世界は近未来のように受け取れるが当日パンフレットのあらすじにある架空の元号がSで始まるので「この世界と決して交わることのない平行世界」を宣言しているのかな、と深読み。
また、廃墟っぽさの漂う舞台美術は前回公演と通ずるというか、同じ世界観で妙に実在感があったりも。下手奥の石のブロックで作られた壁の質感たるや……(驚)