満足度★★★★
■約105分■
いかにもショートコント風の始まり方をして、そういうものだと思って観始めたら、まさかの一本モノ、しかも途中から割とガチな人間ドラマになってきて、どう受け止めてよいのか戸惑いながら最後まで鑑賞したけど、女の綾、人間の機微、そこから派生する笑いがめいっぱい詰まっていて、観ている間、心が小さく、時に大きく、波打ちっぱなしでした。
あるポストをめぐる話が、あそこまでふくらむとは……。
全体の印象としては、人間ドラマ色を強めたあひるなんちゃらという印象。
役者陣のうち、私的MVPは鶴町憲さん。役者としての、とりわけコメディアンとしての才を感じた。