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たま企画プロデュース(旧)「
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ハンダラ(10439)
満足度
★★★
頑張ってはいるのだが、(追記2019.7.1)
ネタバレBOX
もっと、リングでの熱闘があるのかと思っていたら肩すかし。であれば、使える筋肉より素人からみて強そうなボブサップみたいな体型作りを目指した方が効果的かもしれない。プロレスものとして観るより、一種興業と世間の角逐と捉えた方がコンセプトは正確にイメージできよう、様々な箇所で粗さが目立ち、神は細部に宿るという事を実感していないということが良く分かる作りだ。その分、演出のダメ出しも甘いことが透けて見えてしまう。
例えば新聞記者役の若い女性の科白にトートロジーが非常に多いが、こんなに能力の低い者を新聞社は絶対雇わない。而も取材先に敬意を払わず、アポも取らずに取材に行くことは通常ありえない。まして駆け出し記者である。こんな図々しい態度は取らないし、今作に描かれるようなノー天気な取材形態はあり得ない。
格闘技の本当の面白さは観ている側に一切被害が及ばない状況で殺し合う姿を観ることだろう。実際歴史上でこのような見世物が、人々の目を政治に向けないよう仕向ける為に使われてきた。ローマの有名な剣闘士達の話は聞いたことがあろう。現在殺しはしないものの大衆操作の為に、3S政策が採られていることは誰でも知っている。因みに日本ではポダムの暗号名を持ちCIAエージェントとして暗躍、関東大震災時には特高を動かす地位にあって自身認めている通り朝鮮人虐殺の旗振りもやり、読売巨人軍のオーナーでもあった正力松太郎が、何故巨人軍オーナーだったのかも分かり易い事例だ。彼は初代科学技術庁長官として日本の原発推進に中曽根 康弘と共に暗躍したわけだが科技庁長官というのもスパイの隠れ蓑であったことは明白だ。
ところで役者の仕事は役を演じることではない。役になることだ。ガチでというのであれば更に殺気が漲る場面が欲しかっし、本物のレスラーを使うなら、もっと闘争心を湧き立たせた演出をして欲しかった。それが、表現する者として権力・権威に媚びる者や、強者の奢りに対向する術の一つでもあろう。
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2019/06/28 15:27
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