舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命 公演情報 刑事・雪平夏見シリーズ製作委員会「舞台「アンフェアな月」第2弾 ~刑事 雪平夏見シリーズ~ 殺してもいい命」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    劇団『秦組』を率いる秦建日子氏の小説が原作。重厚なミステリー映画のように物語が面白い。クール・ビューティーな篠田麻里子さんは雪平夏見刑事役にはまっていた。セットと照明の演出が巧みで、まさに映画を観ている気分、非常に判り易い。
    敏腕女刑事の別れた旦那が殺された。第一発見者は自分自身。『フクロウ』と名乗る殺人請負業者による連続殺人が幕を開く。
    死んだ旦那がナレーション的役割を果たすのが面白かった。

    ネタバレBOX

    多数の役者、台詞のトチりや噛みが多発。早口で長台詞の応酬が続く為か。これだけ連発する舞台も初めてで逆に新鮮。第一幕がハードボイルド調でスタイリッシュだっただけに、二幕の解決篇が乱調気味。駆け足で話の収束を雑につけた感じで勿体無い。ずっと犯人を追っていた退職した老刑事の存在をもっと膨らませて作品の基調にしないと。いろんな要素が見事に絡み合うことを期待していただけに肩透かし。原作のダイジェストになってしまっている。愛猫家やストーカー、探偵(小島よしお氏好演)の伏線が作品世界の書き割りで終わってしまった。狂言回し的な役回りを背負った安藤刑事の視点もさほど機能していなかった。

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    2019/06/24 23:21

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