いいだせなくて 公演情報 カラフル企画「いいだせなくて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    心がほんわか
    お人好しな主人公のもとに集まる、個性的な面々。実はそれぞれが心に傷を持っていて…。人と出会い、人と交わり、不器用でも自分の想いを言葉にしようとすることで、理解しあい、支えあえてゆく。
    笑いもふんだんで、ほんわかあったかい、あぁ観てよかった~と思える作品でした。
    確かにちょっと長過ぎだけど…登場人物を整理するというよりは、笑いのコネタ等をもうちょっと整理する方向で、ぎゅっと凝縮して欲しいです。

    役者さんがそれぞれのキャラに絶妙にはまっていて、とにかく笑えました。
    あれだけの人物が入り乱れることでの面白さ。ただのドタバタに終わらずストーリーを組み立てる力量はさすがです。

    正直、タイトルとチラシのデザインは古っぽい感じだったので、実際に観て「想像していた以上に面白い!」感があり得した気分でしたが…今後はもう一工夫欲しいところ。

    ネタバレBOX

    未来が実は8年前に亡くなっていて、夫・俊太郎にしかその存在が見えて(聞こえて)いないということは、二幕の冒頭にわかるしくみ。
    もちろん思い返せば一幕にいろいろ伏線アリなんですが、ここで「あ!」とわかるのが正解!というか、作者の目論見なのだと思います。
    ただ、そうとわかってから一幕のやりとりを見て、不自然なところが本当にないのかなぁというと、ちょっとどうかなぁ?

    他にも書いている方がいますが、家の中で靴?が、最初から違和感あり、最後までぬぐえませんでした。強引でも何かしらのちょっとした理由付けがあればですが。日本の日本人の家庭で靴履きは…しかも、このほんわかした性格の主人公の家なのに、なんかくつろげていない感が。
    単に、登場人物たちが家に入ったり出たりの際の脱ぎ履きの芝居をなくし簡略しするため…としか感じられなかったのは、残念。
    じゃあ足元に触れないならばともかく、俊太郎は「足の爪のにおいを嗅ぐと落ち着く」と言って、いちいち靴下を脱いで嗅いだりするし…?!
    芝居好きは、こういう細部のリアリティが気になる人って多いと思いますよ。

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    2009/04/09 13:07

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