ボードゲームカフェに集まる若者たちのドライな群像劇。約80分。時間と空間が瞬時に入れ替わり、共存もする構造が、パズルみたいに複雑で読解のスリルあり。人間社会の縮図をゲームに落とし込む巧みな構成で、“種の起源”というタイトルに納得。ルールを守る集団の幸福と、そこから逸脱するマイノリティーも描く社会派戯曲でもある。生身の俳優による上演が前提の戯曲であることに演劇の豊かさを感じる。脚本・演出:山本健介。
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2019/05/30 01:13
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