5月文楽公演「通し狂言 妹背山婦女庭訓」 公演情報 国立劇場「5月文楽公演「通し狂言 妹背山婦女庭訓」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    【第二部】観劇

    ネタバレBOX

    入鹿に追い詰められた久我之助と雛鳥が自害する妹山背山の段。妹背山とは、吉野川を隔てた妹山と背山をひとまとめにした言葉だったとは、目から鱗の新知識。

    雛鳥の首が雛人形の飾りの輿に入れられての輿入れの異様さ、二人の首を左右に抱える大判事清澄の立ち姿の壮絶さは見物でした。

    お三輪と橘姫の恋争いの流れで、女の嫉妬心で燃え上がった血が入鹿討伐に効果的という発想も凄まじいものがありましたが、せっかく笛に血を塗りたくったのに、通し狂言と言いながら本公演では入鹿を討伐するところまでは行きつけず、残念でもあり、壮大な長編物語であることを改めて認識した次第でした。

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    2019/05/24 13:01

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