ハッピー・new・メリークリスマス 公演情報 劇団マリーシア兄弟「ハッピー・new・メリークリスマス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/05/10 (金) 15:00

    罪状も理由も違う6人の囚人たち。
    そのうち4人が、会いたい人に会いに行くため脱獄を計る。
    でもだからって穴を掘るとは・・・とってもクラシック(笑)
    伝説の大泥棒の謎解きと、テンポ良く繰り出される台詞が魅力。
    あと少し台詞を絞ったら、もっとキャラが立って
    光る台詞がいくつもあったのが惜しい。

    ネタバレBOX

    真黒な布団と枕が並んだ大人の修学旅行のような部屋。
    どこか古風な名前を持つ6人の囚人のうち、
    4人は今日も脱獄目指して穴を掘っている。
    中でもスリ(佐々木祐磨)は、毎年4月1日には
    脱獄してママに会いに行くと決めている、リーダー格。
    彼に従うのは逃がし屋(キヒラユウキ)、結婚詐欺師(貝原伶)、
    こそ泥(土屋洋樹)、と若干小物感漂うちょっと危うい3人。
    そこへサンタの格好をした模範囚の空巣(大浦力)が登場。
    冷やかに見守る金庫破り(森山匡史)は「やめとけ」と言うが
    果たして脱獄は成功するのか・・・?

    佐々木祐磨さんの台詞はテンポもキレもあって説得力がある。
    強いキャラが中心になって周囲が絡みやすくなっているのを感じた。

    伝説の大泥棒の存在がとても面白かった。
    映画「ユージュアル・サスペクツ」の絡みも効いている。
    足を引きずっていた彼が次第に普通に歩いて行くラストは
    広いスペースでゆっくり魅せて欲しかった気がする。

    愛すべき6人の囚人たちが、何故犯罪者になってしまったのかを
    ニックネーム→罪を犯した理由→捕まった理由→脱獄の理由・・・みたいに
    ストレートなプロフィール紹介の方が、一人ひとり印象に残ると思う。

    囚人たちの一つひとつのエピソードに、何らかの形でカイザーが関与しており
    彼らの人生を狂わせてしまったという贖罪の気持ちから
    “脱獄できるのにしない”で彼らを見守っているのだとしたら、
    これはもうホロリどころか号泣ものだ。
    金庫破りの森山匡史さんがキャラにはまって面白かった。

    マリーシアはどんどん面白くなっている劇団で、最新作がいつも一番面白い。
    再演するからにはバージョンアップが期待されるような劇団になっている。
    ハードルが上がったことを楽しんで、面白いものを書いてください、三三さん!
    次の作品も楽しみにしています。







    5

    2019/05/12 00:40

    0

    0

  • 本当にいつもお言葉に救われます。
    今の僕に書ける最高を書きます!

    2019/06/27 22:33

    (^^)v ご心配なく。そんな心苦しいなんて、仰らないでください。お小遣いあります(笑)

    2019/06/26 01:13

    ご返信ありがとうございます!
    いつも頂けるお言葉で本当に励みになっています。
    なので、実はなのですが、次回公演は普段一緒に公演をすることのない方々と作品を作る事になりプロデュース公演なのですが、劇団初のチケット代の変更があります、個人的にはかなり心苦しく、マリーシア兄弟名義では今後も絶対に1800円を継続して行くのですが、次回公演は2800円になります。
    暖かいお言葉をいただきながら、本当に申し訳ありません。

    2019/06/26 00:32

    さんぞーさん
    お忙しい中、返信ありがとうございました!
    老舗劇団でも、かつての人気演目の再演を繰り返すことがあります。力のある作品は確かにすごいけれど、私は「最新作が一番面白い」方がずっと大変で苦しい事だと思います。その意味でさんぞーさんのチャレンジと努力はとても素晴らしいと思います。
    それからチケット代1,800円という”人助け”みたいな価格設定も心から尊敬しています。
    むさくるしい(笑)男だけの劇団、次回も楽しみに伺わせていただきます(^^)/~~~

    2019/06/23 21:41

    お返事遅くなりすみません!
    ご感想いただき大変ありがたいです!

    僕自身6年前の脚本の再演をしてみて思うところはかなりありました、チケット代を頂いたにもかかわらずこんな事を言うのは大変失礼だと思います。
    申し訳ありません。
    ですが、日頃過去の自分では今の自分より面白いものは書けないと思っています。
    その言葉の通りだと自覚しました。

    次回作、必ず面白いものを書きます。
    ハードルが上がった事、本当に認識しました(笑)
    ですが、それを当たり前ではなくありがたいと思います、その上で楽しみます!
    うさぎさんのお言葉大事にします。
    次回作楽しみにしてください(≧∀≦)

    2019/06/23 15:21

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