ミラクル祭’19(ミラフェス’19) 公演情報 新宿シアター・ミラクル「ミラクル祭’19(ミラフェス’19)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/04/26 (金)

    26日20時開演回のBver(2本立て・65分)を観劇。

    ネタバレBOX

    前半の『名前の無い名前を呼ぶ冒険』は、たすいち(脚本・目崎剛さん)と劇団ミックスドッグスの良いとこ取りな、明るく・テンポの良い学園モノ。
    スカジャン?羽織った見た目と表情がハマり役の金森優依さん
    神様から下級生まで何役もこなす伊藤貴史さん
    そして、終始、元気でポップな「思春期真っ只中の女子高生」としての演技で駆け抜けていった幾世優里さん
    のお三方のチームワークが、この作品の命であろう鮮度というか活きの良さを出すのに大いに貢献していたと思う。

    後半の『ルージュド・ガールと落下傘』は、Averの『海月…』と同じく加糖熱量さんのホンだけあって、『海月…』同様、じっくりと聞かせるセリフ劇。
    そして、恐らくは観客の期待…否、願いを裏切ったであろうラストの効果で、観終えた後も余韻の残る作品に仕上がっていた。
    演じ手に関して触れると、まずはヒロインであるカメラマン役の猫多ユウさん。大学の後輩だった僕(演・武島龍児さん)が語る、人間関係に不器用なアート系女史を丁寧に演じてきたからこそ、終盤の真紅のワンピースに込められた思いが観客に痛いほど伝わるのだろう。高く評価したい。
    あと、「僕」や「先輩」と接する店のマスター役・藤本康平さん。まるでリスナーの人生相談のハガキを読む深夜ラジオのDJみたいな穏やかな関西弁が、ストーリーを展開する上での潤滑油として良く機能していたと思う。

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    2019/04/27 01:01

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