バラ色の人生 公演情報 TEAM 6g「バラ色の人生」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    おしゃれな舞台が一気に世界に引き込んでくれます。

    自分はなぜ生まれたのか、望まれて生まれたのか、それとも違うのか、
    誰もが青春時代に考えたテーマを、特別養子縁組という激動の昭和に制定された制度をもとに、平成をしめくくります。

    一つの結果として見えていたものが、実は、もっと奥深く様々な想いによって支えられていたという事は、大人になって思い返すとあるはずです。

    平成の最後に、今一度立ち止まって、支えてくれている周りの人に感謝をしてみませんか。

    TEAM6g、第14回公演、見逃せません。

    ネタバレBOX

    今回も脇役に是非注目してください。

    吉成さんのゲイとしての立ち振る舞い、言葉遣い、そして月日の経過、芝居のすごさを感じます。

    平田さんの話し方、声のトーン、芝居は動作だけでなく、気持ちも大きな要素であると再認識します。
    前作「愛される資格」と同じように見えてしまうかもしれない役柄を全く違う人物として映しだします。
    彼にしかできない芸当でしょう。

    そして、父親役中脇さん、表情立ち振る舞い、すっと世界に入り込ませてくれます。
    優しさ不器用さ、中脇さんだからこそ、阿南さん(母親役)の気持ちにより感情移入ができたのだと思います。

    医者役のマコトさん、前作は落語家の父親役でしたが、今回はより話のキーとなる人物、産婦人科の先生となります。
    気持ちがぶれると、話の収集がつかなくなる難しい役だと思いますが、強さと弱さをとても魅力的に演じられました。

    最後に、雷地さん。
    「真面目に働く」と言った後の彼の芝居にとても魅せられました。
    結婚詐欺師と山田大五郎の狭間、劇場全体が、彼に釘付けでした。
    お見事でした。

    TEAM6g、今回もお勧めです。

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    2019/04/25 00:17

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