極彩アンダーグラウンド 公演情報 劇団テアトルジュンヌ「極彩アンダーグラウンド」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ハンダラさんの華5つを信じて立教大学へ。たしかに「中々グー」でハンダラさんに感謝。

    折しも大学は入学式の喧噪の中。別れと出会いの季節、それにふさわしく内容は過去、現在、未来を真摯に見つめるものだった。ただし何でこの題名なのかはまったく分からず。

    ステージは池袋の立教大学奥のウィリアムズホールの4階にある。料金はカンパ制。時間は70分

    ネタバレBOX

    演出の面白さはハンダラさんにお任せして、私は配役の設定と演技の感想を書くことにする。
    役者さんは6人で、いくつもの役を兼任するので私の覚えている役名で記す。

    ・あかりちゃん:依拠してきた過去が崩れ去って自分を見失っている高校卒業後で大学入学前の女子。
    白っとしたというか突き放したというかクールな演技が私のツボだった。関西風のお笑いが合っているような気もした。

    ・レモン:現在を司どる妖精(?)、現在至上主義で「今を楽しもう」と煽るが皆の受けはよろしくないようだ。
    この人、イベントのMCでもしているのでは?と思うくらい演技が慣れていた。私的には「芝居がかった」硬さがある方が演劇に合うのではないかと思った。

    ・演劇部長=青木さん:子供の頃から未来を見据えて努力をしてきたが、具体性のない未来像を指摘され途方に暮れる大学既卒業のフリーター。
    この人、本当に学生さんなの?というくらい硬いスーツ姿がドンピシャだった。大きな動きも細かな身のこなしも最高に良い味を出していたし、ダンスも決まっていた。あとは滑舌さえ良くなれば言うことなし。

    ・ロミオ:演劇部員。部長の去ったあと自力でロミオ役を完成させる。部長に引導を渡す面接官役でもある。
    従順でおとなしい演劇部員ときっぱりと言い切る面接官をしっかりと演じ分ける。

    ・ジュリエット:演劇部員。部長の去ったあと自力でジュリエット役を完成させる。あかりちゃんに今が人生の分岐点であることを教える友人役でもある。
    演劇部員のときは素直な良い人だったが、友人役で冷静にあかりちゃんの欠点を指摘するときは結構怖くて記憶に残る。

    ・レイ:あかりちゃんの幼馴染(?)。たどたどしいがはっきりわかる日本語でファンタジーの雰囲気を盛り上げる。

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    2019/04/05 20:47

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