満足度★★★★
鑑賞日2019/03/28 (木) 19:00
物語はチャペックの「R.U.R.」で、外形としてアシモフの「I,Robot」を用いたという作品と言えよう。ロボットものの古典2つをつなぐというアイデアは買うが、文明批判的なチャペックと、ロジカル・ミステリーのアシモフの合体には若干の無理があったと思う。ただ、役者陣の力量と演出や照明で充分に見応えある舞台になっている。もっとも、劇場の広さに比して大声でしゃべるシーンが多いのは、ややいただけない気もした。145分はやや冗長な感じも否めない。
劇団の責任ではないが、上階の音楽スタジオの音が響いてくるのは、完全な興醒めであった。