満足度★★★★★
鑑賞日2019/03/26 (火)
過去何度か上演されている同作品ですが、DVDや観劇三昧なども含めてアガリスクの初期以外は拝見しています。生観劇は三回目。どれも演出家や役者の味が出ていていつの時代でも楽しめる名作です。
さて今回のミクドクバージョンは「かなり元気。騒がしい若者たち」という印象。あまり間も溜めもなくスピードある演出。これはもう狙いでしょうね。これまでのナイゲンにはないテイストだと思います。
ただエネルギッシュなところに隠れてキャラクターの細かい気持ちは随所に見られました。これまでのナイゲンを見たときに「もう少し気持ち確かめたいな」というところ。例えば花鳥風月の昨年前夜祭が中止になってしまったことの気持ち。ここ少し冒頭の演出に使っていました。多分。
意外にも「ナイゲン初めて」というコメントもチラホラ拝見しましたが、これ「コメディ」ということをしっかり確めて見ることをオススメします。残念ながら小劇場でこれだけの完成度の高いコメディ作品はあまりお目にかかれません。
自分が学生の頃と比べるのもよし。どのぐらい笑えるか試すのもよし。軽い気持ちで観劇することをオススメします。